農産物生産事業・・・里山ファームの緑道、「果樹園」「農園」「さつまバナナ園」の開設

春夏秋冬の生活に、里山ファームで果樹・野菜・バナナの収穫              

野菜づくりの楽しさ体験「おさんぽ畑」

「おさんぽ畑」での農作業等を通じて健康維持をはかりながら、野菜を通じた季節のコミュニ―ションの場が生まれます。遊休資産活用である未利用地の里山を活用して、里山緑道「おさんぽ畑」を整備し、気軽に野菜づくりの楽しさが学べる里山ファームです。

季節の喜び「里山ファーム果樹園」

「果樹園」では新春を迎え1月の終わりの頃には、梅の花が咲き始めてメジロが来て遊び、春になると果樹の花々、サクランボや初夏の梅ちぎり、スモモやビワ、夏の果物の桃や梨、ブルーベリー、秋になると栗や柿の収穫、冬には美味しいミカン、おさんぽ畑での収穫した野菜等を春夏秋冬楽しめる場所が里山ファームです。

国産バナナで地域活性化!!

栄養豊富なバナナは果糖、ブドウ糖のエネルギー以外にもカロテン、ビタミンB・C、カリウムの他植物繊維、ペクチン、オリゴ酸等を含み便秘、高血圧の予防、肌荒れ等に効果があると言われています。又、免疫力を増強し、風邪や癌の予防にも良いと言われています。国内で消費するバナナの99%はフィリピン、エクアドル等からの輸入で国産はハウス栽培を主とした0.15%程度といわれています。

露地栽培で地域活性化を目指す「国産さつまバナナ生産」事業  

「さつまバナナ生産組合」による国産バナナ露地栽培

「さつまバナナ」は鹿児島市宇宿の里山で長年にわたり育てていた露地栽培の「さつまバナナ」と名づけたバナナの果実を知人に食して貰っていたが、その美味しさが評判を生み、多くの「さつまバナナ」ファンが誕生していたところを鹿児島大学との出会いで「国産バナナ生産協議会」を作り、その国産バナナ露地栽培生産者を広める為に「さつまバナナ生産組合」を設立、さつまバナナ栽培を開始しました。

学術機関との共同研究による県産ブランド化のバナナ研究  

■鹿児島大学との「国産バナナ生産協議会」による産学共同研究への取組

  鹿児島大学と「さつまバナナ生産組合」で取り組む「国産バナナ生産協議会」による産学共同研究では露地栽培による循環型バナナ生産システムの構築に向け、2023より国産バナナ果肉の利用開拓・普及や幹の活用に資する産学協同研究を行っています。

低未利用地・休耕地利用の県産ブランド化の国産バナナ露地栽培

「さつまバナナ生産組合」での産学共同研究を通じて、県内の農山漁村の低未利用地・休耕地や地域の相続放棄地、管理不全土地等を利用した地域活性化を伴う露地栽培による循環型国産バナナ生産システムの構築により、安心して暮らせる多世代・多属性が参加する連携事業を展開します。

統一ブランド「さつまバナナ」での生産体制の確立  

さつまバナナ生産組合でのさつまバナナ園の生産開始

宇宿さつまバナナ園、東市来さつまバナナ園のバナナ約100本から生産開始を2023年春に着手、果実の出荷を2025.8に第一陣の出荷を予定しています。又、バナナ農園は2023~2025にかけて鹿児島県内のバナナ植樹最適地の選定が出来次第、順次造園して行きます。

  • 持続可能な循環型農業生産への取組

本事業の農業生産物である露地栽培を目指す国産「さつまバナナ」は、 循環型の農業生産を視野に、バナナ樹の有効活用についてバナナ幹の肥料化を図る為に、鹿児島大学との産学共同研究により、バナナ樹のチップをしたものを肥料成分になる窒素、リン、カリウムなどの無機成分の分析を通して肥料効果の有効化による「バナナ樹幹肥料づくり」の循環型生産の仕組みに取組んでいます。

  • ICT採用でスマート農業の実現

バナナ畑にLED防雨型センサーライトとWEBカメラを設置、常時畑の様子を把握して行けるようにすると同時に、遠隔操作での管理をスマホやパソコンで可能とした管理システムの導入でバナナ畑の生産をいつでも、どこでもチェックが可能となり、生育状態や畑の状態の管理、収穫時期の判断が容易となります。
バナナ畑の維持管理への対応を経験や勘が必要とされる部分を数値化し、温度管理や気象状況の分析等を可視化する事で持続可能なバナナの生産システムを統一ブランド「さつまバナナ園」にて露地栽培の国産バナナ生産事業の仕組みに取組んでいます。

  • 生産性向上のへの取り組み

バナナ畑の維持管理の特徴は、バナナ幹樹は直径20cm・丈高4M程とになり実を実らせたら枯れてゆくので、幹樹の残菜処分に多大な労力とコストがかかります。幹樹残菜をバナナ栽培の肥料として利用する為に、伐採・チップ化、畑の肥料として再利用して完全な循環型農業「バナナ樹幹肥料づくり」の循環型生産の仕組みに取組んでいます。
バナナ畑の維持管理のもう一つは畑の人的作業の省力化の為に、スマート農業の推進の一環として機械化に拠る生産性の向上にも取り組んでいます。